すべてがひとつ。本当は未知や神秘のなかにいる…という科学的真実の会話を育み、ともに美しい楽園づくりを創作していくプロジェクトです。
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病院や施設でのマッサージと音楽療法
マッサージと音楽を癒しの環境であわせて利用すると、癒す側も癒される側もともにやすらぐようです。病院や老人ホームなどの施設を訪れたことがあるなら、患者さんは病気や怪我をしていること、常に人に頼らなければならないこと、家や家族、友人、馴染みの環境から離れ、独特の風景、におい、騒音、明るさの異空間にいることから引き起こされる複合的なストレスにさらされ、イライラしているのに気づくでしょう。

マッサージとやすらぎの音楽は施設や病院の環境に変化をもたらすことが示されています。繰り返しの多い、心を慰める、構造化されたサウンドは、患者さんにとってもヘルスケアスタッフにとっても、気分を害する刺激をやわらげます。音楽とマッサージは患者さんを癒しますが、また、介護者を癒すことにより患者さんも癒されるのです。強烈さ、突拍子のなさ、不注意を最小限に押さえることが患者さんの気持ちをおだやかにします。

アリゾナ州トゥーソンのアリゾナ看護大学で行われた実験的なパイロット研究では、手術前のマッサージと音楽療法の効果について、患者さんの手術前、手術中、そして手術後の経験を調査しました。被験者は無作為に4つのグループのうちの1つに割り当てられました。それは音楽療法と一緒にマッサージを受けたグループ、マッサージだけを受けたグループ、音楽療法だけをうけたグループ、そしてコントロールグループ(対象群)でした。コントロールグループを除いたほかのすべてのグループにおいて、手術後の不安レベルは著しく低くなり、また手術後の黄体刺激ホルモンレベルは著しく高くなりました。(注:黄体刺激ホルモン:下垂体から分泌され、卵巣に作用して、排卵と黄体ホルモンの分泌を促進する)

概して、治療を受けた三つのグループに違いは見られませんでした。それは非常に多くの他の変数が存在するからです。ある人は8トラックの思考が流れているのに、1トラックの人もいます。ある人はいっぺんにたくさんのことがこなせますが、いとも簡単に気がそれて、集中できない人もいます。騒音に弱い人がいる一方で、まわりでいろいろ起きているような環境のほうが居心地がいいと感じる人たちもいます。また、研究によれば、文化が違うとヒーリング音楽の好みも違います。また、年代層によっても好みは異なり、歌や音楽のスタイルと記憶に関連性があることがわかっています。

マッサージにもまた、患者さんがマッサージにどれほどなじんでいるか、快く感じているかなど、全く別の変数があります。お年寄りの中にはいまだにマッサージとセックスをごちゃまぜにした時代遅れの偏見を持った人もいます。また、ある人は触れられること、特に知らない人から触られることを心地よく思いません。
小さな新生児をタッチセラピーに優しく順応させる段階が必要なのと同じように、だれでもマッサージトリートメントになれるにはそれなりの方法が必要です。
また、ある種の音楽が人によっては不愉快な連想をさせるように、いい思い出につながる耳なれた音楽を利用して、リラックスをうながし、痛みを軽減し、免疫機能を高め、そしてポジティブな行動の変化を起こさせるという利点もあります。やすらぎのインストゥルメンタル音楽をかけながら行う手術後のマッサージは、不安、痛みをやわらげ、長期的な回復期をサポートします。

1. マッサージと音楽療法を利用して手術後の経過を改善する
AORNジャーナルから抜粋 2003年9月1日 著者:McRee, Laura D.; Noble, Stacie; Pasvogel, Alice
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